
これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講
東浩紀, 池上高志, 石川善樹, 伊東豊雄, 水野和夫, 佐々木紀彦, 原研哉, 深澤直人, 平野啓一郎, 松井みどり, 山極寿一, and 菅付雅信
この本について
最近、自分の判断がデータや正解探しに寄りすぎている気がして、ふと立ち止まることがあります。仕事でも人間関係でも、「どれが効率的か」「何が正しいか」ばかり考えていると、逆に自分の感覚が鈍っていくようなあの感じです。そんなときに、この本を読むと、少しだけ呼吸がしやすくなるというか、人間という不完全な存在のままでいいと思える余白が生まれます。 この本の面白さは、11人の分野が違う筆者が、それぞれの領域から「人間とは何か」を掘っていくところです。たとえば、人間のコミュニケーションは誤作動だらけだという話。普段は「誤解しないように」とか「きちんと伝えよう」と思いがちですが、誤作動そのものが人間らしさを支えていると聞くと、緊張がほどけるような感覚があります。また、建築の話では、幾何学で作られた建物と、幾何学では語れない自然のあいだでどう折り合いをつけるのか、という視点が出てきます。ここに、人間が環境とどう向き合うかというヒントが含まれていて、仕事の場づくりを考えるときにも妙に刺さりました。さらに、AIがデータから判断する一方で、人間にはデータがなくても動き出せる直観があるという指摘も、日々選択に迷う身としては励まされます。 全体として「広い意味での人間理解」を静かに更新してくれる本です。正しさで固めるより、少し揺らいだまま考えたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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人間ってなんだ (講談社+α新書)
鴻上尚史

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情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編
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