
合本 臨死体験【文春e-Books】
立花 隆
文藝春秋
累計読者数4
平均ハイライト数 54.3件/人
推定読了時間 約12時間7分
star総合評価 68/100
menu_book精読型
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この本について
死にまつわる話って、興味はあるのに「踏み込みすぎるのも怖い」という微妙な距離感がありますよね。科学で説明できる範囲と、どうしても説明しきれない領域。その間でずっと揺れている感じは、僕自身かなり長く抱えてきたモヤモヤです。 立花隆『臨死体験』は、その境界線を“スピリチュアルに寄り切らない”姿勢で追いかけていく本でした。例えば、臨死体験が誰にでも起こるわけではない理由を、脳の働きや幻覚のメカニズムを丁寧にたどりながら考えていくところ。あるいは、自己治癒力やプラシーボ、感覚が混線する現象を紹介しつつ、「人の意識は思った以上に複雑だな」と地に足のついたまま視野が広がるところ。こういう“説明可能な部分”と“説明しきれない飛躍”の行き来が、妙に腑に落ちました。 個人的に一番効いたのは、体験者の語りが必ずしも神秘色に染められていない点です。ネガティブな体験もあれば、宗教観の変化も人によって違う。万能の答えではなく、ただ「人間の意識ってこんなに幅があるのか」と実感できる。それが、自分の死生観に余白を作ってくれました。 世界の捉え方が一点突破で決まらず、いつも宙ぶらりんのまま考えてしまう人に静かに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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出版社による紹介
まばゆい光、暗いトンネル、亡き人々との再会——死に臨んで人が体験する不思議なイメージの世界を極限まで追究した、著者渾身の大著。 ※この電子書籍は、『臨死体験』(文春文庫)上・下巻を一冊にまとめた合本です。
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