ヨムナビ
内村鑑三 悲しみの使徒 (岩波新書)

内村鑑三 悲しみの使徒 (岩波新書)

若松 英輔

岩波書店 / 2018

累計読者数3
平均ハイライト数 19.3件/人
推定読了時間 約5時間8分
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 35%

この本について

仕事でも生活でも、自分の信じているものを言葉にしようとすると、だんだん「正解探し」になってしまうことがありませんか。祈るように考えているつもりが、気づけば自分の声が大きくなりすぎて、肝心なものが聞こえなくなる感じです。僕自身、そのモードに入ると視野が一気に狭くなってしまいます。 『内村鑑三 悲しみの使徒』を読むと、その行き詰まりに少し風が入ります。内村の姿勢は、派手な英雄物語ではなく、「静けさの中で何を聴けるか」という地味だけど深い問いに貫かれています。願いと祈りの違いに気づく場面や、教会という建物を失ってから世界そのものを教会として受けとった経験などは、自分の思考をいったん鎮めるとはどういうことかを、実感として教えてくれる感じがします。また、行為によって裏づけられない言葉を警戒したり、死者の働きを生者が受け取るという独特の死者観など、ふだん忘れがちな視点をゆっくり差し出してくれます。 読んでいると、大きな教えに従うというより、「自分はどこで耳を塞いでいたのか」を丁寧にたどりたくなる本です。表向きの合理性だけでは整理しきれない気持ちを抱えている人にとっては、少し呼吸がしやすくなるかもしれません。こんな人に刺さる本です。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

若松 英輔の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

All for God―「不敬事件」、妻と娘の死、非戦、無教会、再臨と、激しいうねりを生きたキリスト者、内村鑑三。彼は、自らの弱さと不完全さを知るからこそ、どこまでも敬虔であろうとした。同時代の人々を惹きつけ、『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』等の著作に今も響きつづけるその霊性を、深みにおいてとらえなおす。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要