
先にしくじる 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術
山崎裕二
日経BP / 2018-05-17
この本について
仕事で「なんで毎回こうなるんだろう…」と、同じ壁にぶつかってしまう時があります。計画を立てているつもりなのに気づけば後手に回っていたり、理想にしがみつきすぎて引くに引けなくなったり、締め切りが迫っているのに今日の雑事を優先してしまったり。頭では分かっていても、現場に立つと冷静さが抜け落ちる瞬間ってありますよね。 この本は、そんな“現実とのズレ”を事前に拾ってくれる一冊でした。キーワードはプレモータム・シンキング。未来の失敗を先に描くという、ちょっと後ろ向きに見える作業をあえてやることで、執着が外れたり、自分の甘さが見えたり、行動の軌道修正が自然にできるようになるんです。例えば「どうせ計画どおり進まないんだよな…」というモヤモヤに対しては、失敗に至るプロセスを時系列で洗い出すことで、どの時点で手を打てばいいかがはっきりしますし、決断で迷いがちな人には、選択肢ごとの“未来のしくじり方”を比べることで消去法が機能するようになる。完璧主義で動けなくなる時も、失敗の正体がわかるだけで足が前に出やすくなります。 実際、ぼくも「後回しにしてる自覚はあるのに何も変わらない」という時期に読んだのですが、未来の失敗をリアルに想像するだけで、妙な焦りが整理されて、必要な行動が具体的に見えてきました。大げさな魔法じゃなくて、現実的に一歩動かすための“視点の入れ替え”に近い感覚です。 今のやり方だとまた同じところでつまずきそうだな…と感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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