
最強の生き方
アーノルド・ベネット
マガジンハウス / 2017-04-20
この本について
忙しいときほど視野が狭くなったり、人の言動に過敏になったり、自分を追い詰めるクセが出てきたりしませんか。頭では「もっと柔らかく生きたい」と思っているのに、気づいたら同じパターンで悩んでいること、僕もよくあります。 『最強の生き方』が面白いのは、立派な理想を掲げるというより、「人間ってこういうふうに偏るよね」と前提を置いたうえで、そこからどうバランスを取り戻すかを淡々と示してくれるところです。たとえば、自分には甘いのに他人には厳しくなってしまう理由をさらっと言語化してくれたり、想像力を筋肉のように扱う視点をくれたり、「自分を脅迫するんじゃなく説得する」というほどよい自己扱いのコツをくれたり。このあたり、抜粋を保存している人が多いのも納得で、日常のどこに効くのかがすぐ分かります。 特に僕が刺さったのは、学びの終わりはないという話と、完璧を求めるほど人生は固くなるという指摘でした。どちらも耳タコなのに、著者の語り口で読むと、気負いがすっと抜けて、明日からの考え方が少しだけ軽くなる感じがあるんですよね。「自分は自分」と受け止めつつ、思考習慣をほんの少しずらすだけで道が変わる、そんな実感を持たせてくれます。 「がんばり方がいつも同じになってしまう人」に静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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