
対立の世紀 グローバリズムの破綻 (日本経済新聞出版)
イアン・ブレマー、奥村準
日経BP / 2018-06-13
累計読者数7
平均ハイライト数 8.9件/人
推定読了時間 約3時間20分
star総合評価 52/100
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この本について
最近、同じニュースを見ているはずなのに、人と話すと「まったく別の世界を生きている?」と感じることが増えました。自分がどこに立っているのか、社会がどこへ向かっているのか、なんとなくつかみにくいまま日々が進んでいくあの感覚です。情報が細かく分断され、互いの前提がズレていく中で、何に不安を覚えているのかすら曖昧になる瞬間があります。 『対立の世紀』は、そういうモヤモヤに正面から向き合う本でした。特に響いたのは、フィルター・バブルやアルゴリズムによって、気づかないうちに「自己完結の島」に閉じこもってしまうという指摘で、自分の情報環境を一段引いて見られるようになります。また、グローバル化の影の部分として取り残された労働者や地域の視点が丁寧に描かれていて、単に「対立が増えた」ではなく、なぜ人々が不安と怒りを抱えるようになったのかがつながっていきます。さらに、各国の社会契約が揺らぐ理由が具体例とともに示されていて、世界のニュースを読むときの解像度が一段上がる感じがありました。 「社会の分断って言われるけど、実際どこがどう動いているのか知りたい」という人に刺さると思います。大きな話をしているようでいて、じつは自分の日常にも地続きになっていることがわかる一冊でした。
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出版社による紹介
この流れは、もう止められない! 地政学の第一人者が未来を読む! ドナルド・トランプの登場、ブレグジットは始まりに過ぎなかった。 グローバリゼーションとその恩恵を受ける一部のエリートたちへの憤り。 移民に加え、デジタルとAIに仕事を奪われる中間層の不安。 開発独裁への回帰を望む新興国と、未成熟な政治体制に怒る途上国の市民 ──怒りは、世界各地で渦巻いている。 米国や欧州で、中国、ロシア、トルコ、イラン、ブラジル、サウジアラビア…… イアン・ブレマーは格差がさらに広がり、深刻な対立が次々に起こると予測する。 いつ、どこで、どのようなシナリオで起こるのか。地政学の第一人者が、丹念に読み解く。
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