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トヨタ チーフエンジニアの仕事 (講談社+α新書)

トヨタ チーフエンジニアの仕事 (講談社+α新書)

北川尚人

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star総合評価 78/100
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この本について

仕事で企画やプロジェクトを動かしていると、「結局、自分は何を基準に判断したらいいんだろう」とか、「周囲を巻き込みたいのに、説得材料が弱い気がする」といったモヤモヤが残ることがあります。肩書きがどうであれ、責任だけは前に出てくる感じ、僕もよく味わっています。 この本を読んで印象に残ったのは、チーフエンジニアという役割が“特別な権限を持つ人”ではなく、“腹落ちした判断軸を持ち、関係者を動かせる人”として描かれているところでした。例えば、自分の考えをわかりやすく表に出すこと、迷ったら必ず現場に行って自分の五感で確かめること、専門知識が足りないところは素直に専門家に頼りつつ、学び続ける姿勢を崩さないこと。どれも派手ではないですが、実際の現場で「これができる人が強い」という実感に直結している気がします。 もう一つ、この本がいいのは、チーフエンジニアが“その製品の社長”と言われながらも、実際の組織上は一部長にすぎないというリアルさです。権限がない中でどうやって動かすのか、どう段取りを組み、関係者を巻き込み、時には新市場に自ら出向くのか。華やかな肩書きではなく、泥臭い行動の積み上げが描かれていて、逆に安心した部分もあります。 立場に関係なく「責任は負っているのに、全部自分の手が届くわけじゃない」という状況にいる人には刺さると思います。自分の判断や行動の軸を持ちたい人にとって、かなり現実的なヒントが多い一冊でした。

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出版社による紹介

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