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仕事としての学問 仕事としての政治 (講談社学術文庫)

仕事としての学問 仕事としての政治 (講談社学術文庫)

マックス・ウェーバー、野口雅弘

講談社 / 2018-07-12

累計読者数6
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約2時間56分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
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この本について

仕事にしても学問にしても、「自分のやっていることは本当に意味があるのか」と急に不安になる瞬間があります。専門に潜り込むほど孤独になるし、一方で世の中の議論はノイズばかりに見えてくる。とはいえ、だからといって逃げるわけにもいかない。この本を読んでいた人が抜き出していた部分からも、そのモヤモヤに近い感覚が強く出ている気がしました。 ウェーバーは、専門に沈むことの厳しさをそのまま認めたうえで、「それでも最後に遺る仕事は専門の中でしか生まれない」と言い切ります。目隠しのように細部へ入り込む作業と、そこに火をつける情熱の両方が必要で、どちらか片方だけでは思いつきも形にならない。その視点に触れると、いま自分が地味に積んでいる作業にも、どこか救われる感覚が出てくるはずです。同時に、政治や大学組織の話では、努力だけでは届かない現実も直視させられます。凡庸さが昇る仕組みや、フォロワー心理で流動化する政治の説明は、世界の動きが妙に腑に落ちる瞬間がありました。 学問を神聖視するでもなく、かといって諦めを勧めるわけでもない。悪魔と向き合うように、逃げずに全体を見通す視線を持とうとする態度が、この本の一番の効能かもしれません。専門の泥の中に足を入れながらも、現実との折り合いで悩んでいる人にとっては、とても静かに効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「職業としての学問」、「職業としての政治」の邦題で読み継がれてきたマックス・ウェーバーの二つの講演が、いま読むにふさわしい日本語で甦る。ドイツ語の原語Berufには、生計を立てることとしての「職業」という意味だけでなく、神からの「召命」や「天職」という意味も含まれる。「学問」も「政治」も単なる「職業」ではない、とはどういうことか? 今ますます切実さを増す問いに答える新たなスタンダード!
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