
中山七転八倒 (幻冬舎文庫)
中山七里
幻冬舎 / 2018-08-03
累計読者数3
平均ハイライト数 24.3件/人
推定読了時間 約6時間50分
star総合評価 64/100
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この本について
仕事でも趣味でも、自分の「やりたいこと」と現実の折り合いがつかなくて、ふと立ち止まる瞬間ってありますよね。頑張っているつもりなのに結果がついてこなかったり、逆に「自分なんて何もできないのでは」と妙に冷めた気持ちになったり。そんな揺れを抱えている人に、中山七里さんの『中山七転八倒』は妙にしっくりきます。 作家本人が、自分を「下請け」と言い切りながら、それでも日々締切と現場に向き合っていく姿がとてもリアルです。たとえば、書きたいものではなく「書けないと思うもの」から書いてみるという発想の転換や、クライアントとの関係で怒っても得はないと淡々と判断する場面。さらに、自分の無力さを認めることで初めて立ち位置が見える、という一言には、仕事に迷っている時ほど刺さるものがありました。 この本が効くのは、華々しい成功譚ではなく「現実にどう立つか」という視点です。出版社との距離感、読者層の違い、伏線回収に頭を抱える裏側など、派手ではないけれど確かに積み重なっていく実感が描かれていて、自分の仕事を見つめ直すきっかけにもなります。 こんな人に刺さると思います。理想と現実のあいだで、もう一歩どう踏み出すか迷っている時。私も読みながら同じ場所で立ち止まっている気分になり、少しだけ視界が開けました。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
雑誌連載が10本に減り大いに危機感を抱き、プロットが浮かばずブランデーをがぶ飲み。原稿の締め切り直前、設定していたトリックが使えないことが判明。栄養ドリンクの三種混合を一気飲みし、徹夜で考え抜く――。どんでん返しの帝王がプロットの立て方や原稿の進め方、編集者とのやりとりを赤裸々に告白。本音炸裂、非難囂々の爆笑エッセイ!
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