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全世界史 下巻(新潮文庫)

全世界史 下巻(新潮文庫)

出口治明

新潮社 / 2018-07-01

累計読者数4
平均ハイライト数 29.3件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%

この本について

歴史の本を読んでいて、「結局いまの世界と自分の生活にどうつながるんだろう」とモヤモヤすること、けっこうありませんか。名前だけ知っている出来事が点のままで、線にならない感じです。僕もそうでした。特に仕事で判断に迷うとき、背景の文脈を知らないまま動いている気がして、どこか落ち着かなかったんですよね。 この下巻は、そんな“点がつながらない不安”をほどくように、世界の動きをゆっくり一本のストーリーにしてくれます。新大陸からのジャガイモがヨーロッパの飢餓をどう変えたかとか、東西冷戦が技術革新の差につながった理由とか、一見バラバラに見える出来事が「そういう流れだったのか」と腑に落ちる瞬間が多いんです。科挙がヨーロッパにも影響していた話なんて、仕事で制度や仕組みを考えるときにも意外と使える視点でした。 しかも、この本は偉人を神話化しないので、世界史が“正解を覚える科目”じゃなくて、“人間がどう試行錯誤してきたかの記録”として読めます。ジャンヌ・ダルクが聖人扱いになったのが20世紀に入ってからだとか、メディチ家の美術品がなぜ残ったかとか、長い時間の中で評価も価値も変わるんだなと実感できます。 歴史を「現在のヒントとして使いたい人」に特に合うと思います。自分の考えをひとつ外側から見たいとき、ちょうどいい距離感で世界の動きを教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

こんな世界史なら、学生時代に読みたかった――。歴史に国境なし、わからないのは「各国史」だったから! 元来グローバルだった世界の歴史は「一望」することで徹夜一気読み必至の一大エンターテイメントになる。ルネサンスから宗教改革、フランス革命からイスラム国まで。わかったようでわからなかった世界史の最重要トピックスが、手にとるように理解できる。『「全世界史」講義II』改題。
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