
利己的な遺伝子 40周年記念版
リチャード・ドーキンス, 日高敏隆, 岸由二, 羽田節子, and 垂水雄二
累計読者数38
平均ハイライト数 16.6件/人
推定読了時間 約11時間34分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
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この本について
人と接するとき、自分の中の利己心と理想のあいだで揺れることってありませんか。優しくしたいのに余裕がないとか、社会のためと言いながら実は損得を計算していたりとか。私もよくその矛盾に疲れるのですが、「じゃあそもそも人間ってどういう前提でできているんだろう」と思ったときに手に取ったのが『利己的な遺伝子』でした。 この本が面白いのは、「利己的=悪」みたいな単純な話をしていないところです。遺伝子ベースで物事を見てみると、親切や協力でさえ“利他に見える戦略”として説明できる場面がある。この視点を持つと、他人の行動にいちいち善悪を貼らなくてもよくなるし、自分の行動も「なぜそう反応してしまうのか」が少し落ち着いて見えるようになります。また、個体としての自分の悩みが、長い進化のなかの一時的な現象にすぎないと知ると、肩に入りがちな力がすっと抜けます。 特に刺さるのは、「利己的に生まれついた私たちだからこそ、意識して利他を“学ぶ”必要がある」という指摘です。性格の問題ではなく構造の話なので、努力が足りないとか、優しくなれない自分を責める必要もない。むしろ理解することで、ようやく自由に選べるようになる感覚がありました。 人間関係に疲れやすい人や、「なぜ自分はこうなんだろう」と考え込んでしまうタイプの人には、とても静かに効く本だと思います。
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出版社による紹介
天才ドーキンスの衝撃作,装いも新たに甦る
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