
経営者は黒字に逃げてはいけない(インタビュー) DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
藤田 晋、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
ダイヤモンド社 / 2018-10-04
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この本について
気になる事業を始めたはいいけれど、やめ時がわからないままズルズル続けてしまう。今の数字は悪くないのに、次の一手を考えようとすると足が止まる。経営でもチーム運営でも、こういうモヤモヤって意外と共通している気がします。僕自身、目の前の数字に引っ張られて判断がにごる瞬間がよくあります。 この本で印象的だったのは、「撤退を決める仕組みを先に置く」という発想です。やめる理由を感情や空気に頼らず、スタートの時点で決めておく。そうすると、当事者だからこそ言いづらい判断も淡々と実行できるし、新規事業に踏み出す時の怖さも減ります。また、業績がいい時こそ次の柱を仕込むという話も、耳が痛いけれど大事な視点でした。余裕がある時期にしかできない投資や準備が確かにあるし、じり貧になってから動いても選択肢が限られる、という指摘はその通りだと思います。さらに、経営者の役割を「言うことを聞かせる」と表現している部分も、威圧ではなく、状況に前向きさを与える存在でいなければならないという文脈で語られていて、妙に腹落ちしました。 事業のやめ時に迷っている人、次の一手を考える余裕が持てない人、あるいはチームの空気に引っ張られがちな人には、かなり刺さる内容だと思います。
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出版社による紹介
企業が持続的な成長を遂げるためには、過去の成功体験に囚われることなく、経営環境の変化に対応し続けなければならない。サイバーエージェントは、創業から20年にも満たない短期間で、3度にわたる大胆な事業転換を実行してきた。同社代表取締役社長を務める藤田晋氏は、自社の転換点をどう見極め、いかに実践したのか。目先の黒字を追求し一時の安心を得るのではなく、たとえ大きな痛みを伴っても、覚悟を持って将来につながる投資を続ける。さまざまな失敗を乗り越える中でたどり着いた、藤田氏の経営哲学が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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