
二軍監督の仕事~育てるためなら負けてもいい~ (光文社新書)
高津 臣吾
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この本について
仕事でも後輩でも、自分が「引っ張らなきゃ」と思うほど、相手のモチベーションが落ちていく…そんな感覚を覚えたことがある人は多いはずです。こちらは良かれと思っていても、相手は重く感じてしまう。放っておけば不安になる。距離感の取り方が、本当にむずかしい。 この本は、まさにその“距離感”について具体的に考えさせられます。高津監督が語る指導は、引っ張るのではなく、信頼をつくるところから始まる。選手自身が必要な練習を理解できるように支えること。上から押しつけず、質問を引き出す空気をつくること。そして、モチベーションが下がりそうな場面で無理に鼓舞せず、環境や役割の設計で立て直すこと。どれも「そうしたいけど、どうすれば?」という場面を思い出しながら読むことになります。 個人的に刺さったのは、組織としての方針が固まっているなら、指導者は“黙って見守る”という判断も仕事だという話。動けない自分を責めがちなときほど、視点を変えてくれる一節でした。 チームを率いる立場でなくても、後輩や子ども、誰かの成長に関わるときのしんどさに心当たりがある人には、静かに効いてきます。
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