
MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ MaaSシリーズ
日高 洋祐, 牧村 和彦, 井上 岳一, and 井上 佳三
この本について
移動の話になると、「結局クルマ社会だから仕方ないよな」とか、「便利にしたいけど、交通の仕組みって複雑すぎる」とか、そんな漠然としたあきらめを抱えてしまうことがあります。僕自身、地方に行くたびに移動の不便さと、それをどう扱えばいいのか分からないまま立ち止まっていました。 この本は、そのモヤモヤに対して“理想論ではなく、現場で何が起きているのか”を見せてくれます。ウーバーやドイツ鉄道、ダイムラーなど、国ごとに全然ちがうプレーヤーがどんな目的で動いているのかを知ると、「移動の課題は技術の問題だけじゃないんだな」と視点が変わります。特に、公共交通と自動運転が組み合わさったときに需要がどう変わるのか、住宅と移動サービスをセットにしたら地域経済にどう効くのか、といった話は、自分の生活の延長線で想像しやすいのがありがたいところでした。 読んでいて一番刺さったのは、欧州の地方都市では「クルマがなくても歩ける町」に人が戻っていくというくだりです。移動の自由がQOLや尊厳に関わるという視点は、日本の“便利さ前提”の考え方とは少し違っていて、これからの地域づくりを考えるときの土台になる気がします。マイカー依存が強い日本で、どこから手をつければいいのかを冷静に教えてくれる内容でした。 都市政策や地方の未来に少しでも関心がある人、あるいは「移動ってこんなに人生に影響するのか」と気づき始めた人には、とても合う一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来― MaaSシリーズ
日高 洋祐、牧村和彦、井上岳一、井上佳三

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