
モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質
木村将之、森 俊彦、下田裕和
日経BP / 2022-12-16
累計読者数6
平均ハイライト数 24.7件/人
推定読了時間 約4時間18分
star総合評価 67/100
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この本について
移動や自動車まわりの議論って、どうしても「どの会社のどんな車が強いのか」という話に寄りがちですが、実際に日常で感じるのはもっと地味なところだったりします。配車が遅いとイライラするし、車内が汚いと一気に評価が下がる。仕事内容にしても、技術より“体験のほうが大事になってきている気がするけど、じゃあ自分の仕事では何を見直せばいいのか”みたいなモヤモヤが残るんですよね。 この本は、まさにその「体験に価値が移るとき、産業そのものがどう変わるか」を実例で見せてくれます。たとえば、ウーバーの車種なんて誰も覚えていないのに、ドライバーの態度や時間の正確さははっきり記憶に残る。これだけで、企業がどこに力を入れるべきかのヒントが浮かんできます。また、テスラやGMがエネルギーやデータの領域まで踏み込んでいる背景を知ると、「顧客接点を押さえる会社が主導権を握る」という構造が腹に落ちてきます。さらに、移動デマンドを細かく把握する取り組みや、エッジ側の信頼性が差別化になる話など、自分の現場にも置き換えやすい視点が多いのが印象的でした。 車に詳しい人よりも、「プロダクトより体験が重視される世界で、自分の仕事はどこを磨くべきか迷っている人」にとって、静かに効く本だと思います。抽象的な理想論ではなく、実際に起きている変化から考えられるのがありがたいところです。
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出版社による紹介
2030年の自動車産業を占う新キーワード「モビリティX」――。 「100年に一度」といわれる大変革期にある自動車産業は、単なるデジタル化や脱炭素化を目指した「トランスフォーメーション(DX、SX)」ではもう勝てない。今後の命運を握る鍵は、顧客起点による新たな体験価値(X=エクスペリエンス)の創造と、それをよりリッチなものとする異業種融合(X=クロス)の実現にあった! 米国のテックジャイアント、GAFAM(Google、Apple、Facebook(現Meta)、Amazon、Microsoft)による破壊的なイノベーションを現地で体感してきた日本人の有志組織「シリコンバレーD-Lab」メンバーが繰り出す、日本企業がグローバル市場で勝ち抜くための必読書。新しい顧客体験を創造し続けるUberから、ロボタクシーで先行するゼネラルモーターズ(クルーズ)やGoogle(ウェイモ)、EV×エネルギーでモビリティXの世界観を先駆けるテスラ、強いECを背景に「モノの移動」を制するAmazonが狙うモビリティ産業のゲームチェンジまで、シリコンバレーだからこそ見えてきた自動車産業の未来を徹底解説する。 すべての産業で喫緊の課題となっているDX、SX(サステナビリティートランスフォーメーション)の「誤解」をひも解き、その本質を捉えた次の一手としてモビリティX時代に求められる4つのアプローチと、世界で日本企業らしく戦うための4つの切り口を提示する。もはや「できない理由」はない。未来を切り開く日本へ「原点回帰」せよ!
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