
リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書
白川 克
日経BP / 2018-12-14
この本について
仕事でプロジェクトを任されるたびに、「自分にリーダーなんて務まるのか」と不安になることがあります。会議は迷走しがちだし、知らない領域の判断を迫られると一気に視界が狭くなる。結局、知識よりも“場を動かす力”が足りないのでは…とモヤモヤしたまま進んでしまう。僕もずっと同じ悩みを抱えていました。 この本がよかったのは、リーダーシップを特別な資質ではなく、技術として扱っているところです。プロジェクトのスピードは会議の質に比例すること、序盤に自分の苦手まで含めて開示すると抱え込まずに済むこと、業務知識が足りなければ詳しい人を招けばいいこと。どれも「優れた人だけができる話」ではなく、現場で少しずつ試せるものばかりでした。 特に、プロジェクトが“育成の場になる”という視点は新鮮でした。知識が通用しないからこそ、ヒアリング力や構想力といったコアスキルだけが頼りになる。その環境で手探りを続けることで、自然と視点が高くなり、気づけばリーダーとして振る舞えるようになる。無理に背伸びしなくても、確かに積み上がっていく感覚があります。 プロジェクトを動かすたびに孤独になりがちな人や、「リーダーらしさ」に自信が持てない人には特に刺さると思います。派手さはないけれど、現場の泥臭さに寄り添ってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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