
私たちにはことばが必要だ
イ・ミンギョン, すんみ, and 小山内園子
累計読者数8
平均ハイライト数 34.5件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 67/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
ときどき、自分の違和感をうまく言葉にできなくて、そのまま飲み込んでしまうことがあります。説明を求められれば応えるけれど、本当はその前に「なんで私ばかり説明しなきゃいけないんだろう」と疲れてしまう感じ。相手は悪気がないと言うけれど、その“悪気のなさ”のほうにこそモヤモヤが溜まる、あの感じです。 『私たちにはことばが必要だ』は、そういう「うまく説明できないけど苦しい」を、まず“苦しいままで”受け止めてくれる本でした。印象的だったのは、無理に丁寧である必要はないという視点や、相手がどれだけ差別を認識できているかこちらが確認していいという姿勢です。気安く経験を差し出さなくていいとか、名前のない痛みに名前をつけるところから始めていいとか、どれも実生活の場面にそのまま置ける内容でした。自分の感覚を疑う前に、「そう感じる理由がある」と背中を押してくれる感覚があります。 特に、誰かに過剰に気をつかってしまう人、相手の機嫌や理解度に合わせて自分の語り方を変えてきた人には強く刺さると思います。優しくあろうとしてきた私たちが、その優しさのままでは守れなかったものに気づける本でした。
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