
地政学入門 改版 外交戦略の政治学 (中公新書)
曽村保信
Gakken / 2025-02-04
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推定読了時間 約3時間56分
star総合評価 54/100
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この本について
地理や国際情勢のニュースを見ても、表面的な言葉だけが並んでいるように感じて、どう咀嚼すればいいのか分からなくなることがあります。地図も見ているはずなのに、国同士が何を怖れ、どこへ向かおうとしているのか、いまいち立体的に掴めない。ぼく自身もずっとそんな状態でした。 この本が助けてくれたのは、「国の行動には、その土地に根ざした理由がある」という当たり前のようで抜けがちな視点を、具体的な歴史と事例の積み重ねで示してくれたところです。マッキンダーが交通インフラの発達を軸に世界を見る姿勢や、シー・パワーとランド・パワーを背景の広い流れの中で捉え直す視点は、単なる知識ではなく、ニュースを読むときの“目の向け方”そのものを変えてくれます。日本の地理的条件がどれだけ動かしがたいか、そしてそこから自分たちの選択肢を考える必要がある、という指摘も妙に現実的で腹に落ちました。 さらに、この本は「地政学は結論が出にくい学問だ」と正直に書いてくれるので、妙な万能感に流されずにすみます。むしろ、データをどう扱い、どんな先入観に気をつけるべきかという“姿勢”を学ぶ本に近い。地図の読み方ひとつ取っても、固定観念を外して地球儀で距離感を確かめるだけで、世界の見え方が変わるのを実感できます。 地図や歴史をバラバラに覚えてきたけれど、いまの世界とどうつながるのか腑に落ちていない人には、とくに刺さると思います。
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出版社による紹介
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