
チャイナ・ウェイ――中国ビジネスリーダーの経営スタイル
マイケル・ユシーム、ハビール・シン、ネン・リャン、ピーター・カペッリ、池上重輔、月谷真紀
この本について
仕事でうまくいっても、「そもそもの目的って何だったっけ」とか「学んでいるはずなのに次に活かせてない気がする」とか、そんな小さなつまずきが積み重なることってあります。自分のやり方が正しいのか、もっと別の視点があるのか、静かに不安が残るあの感じです。 この本が面白いのは、中国企業の“強さ”を礼賛するわけでも否定するわけでもなく、彼らがどうやって学びを積み重ねてきたかを淡々と描いているところです。特にレノボの「覆盤」のプロセスは、目的と目標を切り分けて振り返るという、こちら側の仕事にもすぐ転用できる視点が多い。成果が出た理由をちゃんと掘り下げる姿勢も、失敗だけ振り返りがちな自分には刺さりました。また、中国のリーダーたちが“学習力”を最重要能力として扱い、外から持ってきた方法論をそのまま信じず、必ず自分たち用に作り替えるという姿勢も印象に残ります。 一方で、ビッグ・ボスに権力が集中する構造ゆえの歪みや、学習の文化が個人の負荷に寄りかかる側面など、きれいごとでは済まない現実もちゃんと書かれているので、単なる成功譚では終わりません。だからこそ、異文化の事例から「自分の組織で何を変えられるか」「どこまでなら取り入れられるか」を落ち着いて考えられる本だと思います。 自分の仕事のやり方を“学び直したい”と思っている人に静かに刺さる一冊です。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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