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嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる (中公新書ラクレ)

嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる (中公新書ラクレ)

佐藤優

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この本について

職場やSNSで、妙に人の視線が気になる日ってあります。自信があるわけでもないのに、誰かに低く見られたくない気持ちだけは強くて、自分でも扱いづらい。褒められても気まずいし、人の成功を素直に祝えない瞬間もある。「こんな感情をどう扱えばいいのか…」と戸惑う人は少なくないと思います。 『嫉妬と自己愛』は、そのモヤモヤを「性格」ではなく「時代と構造の問題」として捉え直してくれます。新自由主義やSNSがどう自己愛を歪ませるのか、なぜ嫉妬は減っているのに生きづらさは増すのか。抽象論ではなく、褒め方ひとつで人間関係がこじれる場面や、言葉の選び方をどう鍛えるかといった、日常に近い視点で語られているのがありがたいところです。特に、「自分が言われたらどう感じるか」を想像する力を鍛えるという話は、読んだその日から使える実感がありました。 もう一つ大きいのは、自己愛を悪者扱いせず、「健全に育てるには他者との接点が必要」という現実的な視点です。人との関わりが難しいなら、本との出会いでもいいという話も個人的には救われました。誰かとの距離感に疲れやすい人ほど、腑に落ちるところが多いと思います。 特に、SNS時代に自分の感情を持て余している人に静かに刺さる本です。

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