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自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学 (講談社現代新書)

自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学 (講談社現代新書)

森口佑介

講談社 / 2019-11-13

累計読者数4
平均ハイライト数 47.3件/人
推定読了時間 約2時間55分
star総合評価 73/100
menu_book精読型
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この本について

最近、自分の気分や集中力に振り回されて「やりたいことはあるのに、思ったように進まない」という相談をよく聞きます。僕自身も似たようなことで悩むので、気持ちはすごくわかります。努力の問題と言われるとつらいけれど、かといって性格だけの話でもない。その中間みたいなところでずっとモヤモヤするんですよね。 この本が面白いのは、「実行機能」という、人が目標に向かうときの“アクセルとブレーキ”みたいな力を、かなり具体的に説明してくれているところです。頭の良さとは別の能力で、ストレスや家庭環境、睡眠の質といった日常のささいな条件で上下してしまう。だからこそ、自分を責めるよりも、環境や行動の整え方に意識を向けたほうがいいのだと、少し気が楽になりました。たとえば、夜更かしが前頭前野の働きを落としてしまう話や、感情が乱れると切り替えが難しくなる仕組みなど、日常の「なぜ今日うまくいかないのか」に説明がつく場面が多いんです。 とはいえ、この本は「こうすれば劇的に変わる」と言い切るタイプではありません。むしろ、実行機能はゆっくり育ち、環境の影響も大きいから、焦らず積み重ねていくしかないという現実的な視点をくれる本です。自分をコントロールする力を鍛えるというより、「どうすれば崩れにくい状態をつくれるか」を一緒に考えてくれる感じがします。 自分の行動や気分がブレやすくて悩んでいる人や、「意志が弱い」と思い込みがちな人に特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「自分をコントロールする力」が人生の成功を左右する! 近年にわかに注目を集める「非認知スキル」。そのなかでもとりわけ「自分をコントロールする力(実行機能)」は、どうやら学校の成績や仕事の業績、そして将来の健康をも大きく規定するようです。 果たしてその能力は、どのようにして身につくのでしょうか。あるいはどんなときに働かなくなるのでしょうか。発達心理学の最新知見から、その育て方・鍛え方を大公開します。 ――― 「非認知スキルがIQより大事って本当?」 「がまんが苦手な子どもの将来はどうなるの?」 「親の貧困や虐待は子どもにどんな影響を与えるの?」 「YouTubeを子どもに見せるのはやっぱりダメ?」 「理想の子育てって?」 「大人でも鍛えられるの?」 ……いま大注目の「非認知スキル」にかかわる”そもそも”の疑問に、最新の科学が丁寧に答えます! * * * [目次] はじめに 第1章 実行機能とは? 第2章 自分をコントロールすることの重要性 第3章 実行機能の育ち方 第4章 自分をコントロールする仕組み 第5章 岐路となる青年期 第6章 実行機能の育て方 第7章 実行機能の鍛え方 第8章 非認知スキルを見つめて おわりに
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