
はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書)
倉本一宏
累計読者数7
平均ハイライト数 10.9件/人
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について
歴史の話って、学校で習った「ざっくりした物語」と、実際の研究が語るリアルとの間にズレがあって、どこまで理解しているのか自分でも分からなくなることがあります。特に「日本人とは何か」「いつ国家ができたのか」みたいな大きいテーマになると、根拠のある説明を探すのが難しいまま、大人になってしまった気がします。 この本は、そのあたりのモヤモヤにかなり地に足の着いた視点をくれました。例えば、日本人が単一民族だという認識が明治の政治的産物だとか、鉄の生産を自前でできなかったことが対外関係を決めていたとか、知っていたつもりの話が実際には「なるほど、そういう仕組みだったのか」と腑に落ちる形で出てきます。また、王権の成り立ちや武士の発生といった「なんとなく知っている歴史上の出来事」を、社会の構造変化とつなげて説明してくれるので、出来事の点が線になっていく感じがあります。 読みながら、自分が抱えていた“物語としての日本史”が、実際の人の移動や資源、制度の積み重ねの中で再構成されていく感覚があって、歴史を遠いものとしてではなく、今の意思決定や価値観の背景として見直したくなる本でした。通説の裏側を落ち着いて理解したい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
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