
ミライをつくろう! VRで紡ぐバーチャル創世記
GOROman and 西田 宗千佳
翔泳社 / 2020-06-24
この本について
VRの話って、技術的なニュースを追っていても「結局どう生活が変わるのか」がつかみにくくて、どこか遠い未来の話に感じてしまうことがありますよね。僕自身、仕事の中でVRに触れる機会はあっても、「本当に“そこにいる”感じって何が起きてるの?」という疑問はずっと残っていました。そんなモヤモヤを、この本はかなり丁寧にほぐしてくれました。 特に印象的だったのは、没入感が生まれる“仕組み”を、レンズの歪みや視野角の話から具体的に説明してくれるところです。単に未来を語るのではなく、「なぜ初期HMDでは窓越し感が出てしまったのか」「オキュラスはどう突破したのか」を物理的なレベルで追えるので、体験の裏側にあるロジックが腹落ちしていきます。そしてもうひとつ、アバターの章。見た目が脳に与える影響や、「他人に見せたい自分」を選べることの意味が、決して夢物語ではなく、実際の技術や体験を踏まえて語られているんです。アバター社会が来ると言われてもピンとこなかった僕でも、ここで腑に落ちました。 読み終えて感じたのは、これは“未来予測の本”というより、「手触りのある未来」を見せてくれる本だということです。技術の話なのに、なぜか人の気持ちや居場所の話にまでつながっていく。技術に詳しくなくても、VRがなぜここまで注目されているのか、その核心だけはつかめると思います。 特に、VRを「仕事」や「生き方の選択肢」として捉え直したい人には刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの54%が集中しています。
読書の順序
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