
兵站―重要なのに軽んじられる宿命 (扶桑社BOOKS)
福山隆
累計読者数39
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star総合評価 60/100
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この本について
仕事でも人生でも、「判断しなきゃいけないのに根拠がつかめない」「気づけば場の空気に流されていた」みたいなモヤモヤって、けっこうありませんか。私も会議で意見を言えずに後悔したり、計画の前提をちゃんと疑えていなかったりして、あとから胸がざわつくことがあります。 この本を読んで刺さったのは、戦争という極限状況でも同じような“人間の弱さ”が、判断を狂わせ続けてきたという指摘でした。例えば、兵站が物理的に無理と分かっていても、情や上下関係でブレーキが働かない場面が延々と出てくる。朝鮮戦争でも、インパールでも、意思決定のほころびがどれだけ破滅的な結果につながるのかが、具体的な地図や距離、補給線の描写とセットで語られます。読みながら、自分の仕事の「前提が崩れた瞬間を見逃してないか」という感覚を、強制的に呼び戻されました。 もう一つの効きどころは、「地政学」や「国家の衝突」が抽象論ではなく、兵站という超現実的な制約から読み解かれていくところ。大陸国家と海洋国家の相性の悪さも、補給線の長さや策源地の健在性を踏まえると、単なる歴史の偶然ではないと腑に落ちる。遠くの戦争の話のようで、実は「なぜ組織は同じ失敗を繰り返すのか」という、かなり身近な問いに通じています。 戦略や地政学に興味がある人だけでなく、「判断の根拠をもっと深く持ちたい」と感じている人に、とくに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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出版社による紹介
ナポレオンも、最強ドイツ機甲師団も、旧日本軍もこれで敗れた! 兵站とは何か? なぜ重要なのか? 作戦上どう扱われるのか? なぜ主たる敗因になりがちなのか? なぜそれが繰り返されるのか? 兵站を担当したことのある元陸将が過去の戦役を例にわかりやすく説く! 分析した戦役......北アフリカ戦線、バルバロッサ作戦、インパール作戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等 兵站を絶たれたラバウル島で、兵員を餓死させることなく帰還させた今村均大将のエピソードを新規加筆した新書版! 新書版のためのまえがき まえがき 序章旧約聖書『出エジプト記』にみる兵站 第一章兵站を読み解くカギ 第二章大東亜戦争にみる兵站―海洋国家同士の戦い 第三章海洋国家とユーラシア大陸国家との戦いにみる兵站 あとがきに代えて―新型コロナウイルスとの戦いは有志連合で
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