
MIT マサチューセッツ工科大学 音楽の授業 ~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方
菅野恵理子
この本について
仕事でも創作でも、目の前の課題をどう分解して、どんな順番で動けばいいのか。頭ではわかってるのに、いざ自分の手になると途端に霧が出てくるような感覚ってありますよね。僕も「もっと上手くやれそうなのに形にならない」という停滞に何度もつかまってきました。 この本を読んで感じたのは、創造って特別な才能じゃなくて、「しくみを理解すること」と「自分の感覚を丁寧に拾うこと」の両方がそろって初めて動き出すんだ、という当たり前だけど忘れやすい視点でした。MITの授業では、音楽を美しく感じる理由を分解して考えたり、既存の技術や表現をどう組み合わせるかを探ったりします。これは音楽に限らず、僕らが日々悩んでいるあらゆる創造的な仕事にもそのまま響く内容です。曖昧さの中で方向性を見つける力や、自分の身体感覚から動機を掘り出すプロセスは、「自分でもまだ言語化できていない違和感」と向き合うヒントになりました。 特に、技術と感情のどちらか一方に寄らず、両方を往復しながら考える姿勢が、停滞している時の突破口になる感覚があります。誰に届けたいのかを意識すると、身につける技術も変わっていく、という指摘も刺さりました。創造の話をしているのに、同時に「自分がなぜこれをやりたいのか」という根っこの部分を静かに照らしてくれる本です。 ものづくりに迷いがある人、あるいは「発想の源泉が枯れてきた気がする」と感じている人には特にしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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