
その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません
時田ひさ子
フォレスト出版 / 2020-11-25
この本について
人に合わせすぎて疲れるのに、放っておかれるとそれはそれで不安になったり、自分の本心を見にいくのが怖くて後回しにしてしまったり。表では平気そうに見えるのに、内側だけずっとザワザワしている感じってありませんか。僕も長いこと「なんでこんなに振り回されるんだろう」と思ってきました。 この本は、そういう“揺れやすさ”の理由を、きれいごとじゃなく説明してくれます。「自分を変えようとしている努力を見破られたくない」という羞恥心や、人に合わせすぎてルールを量産してしまう癖、気分の波の大きさなど、読んでいると自分の中で名前のついていなかった感覚がそっと輪郭を持ちはじめます。とくに、ぐるぐる思考が静まったときの“ゼロフラット”という状態の描写は、ああこういう感覚を取り戻せばいいのか、と腑に落ちる人が多い気がします。 もう一つ、この本が優しいのは「みんなにうなずいてもらう必要はない」と著者自身が書いているところで、一対一で手渡すように届けばいいという姿勢です。だから読んでいてプレッシャーがないし、自分のペースで、自分の言葉で本心を探す練習ができる。恋人や身近な人に「本当はどうしてほしいか」を少しずつ言葉にするステップも、現実的でやってみようと思えるはずです。 「自分の複雑さにふりまわされている気がする人」には、とても静かに効く本です。自分を責める前に、いったんここで立ち止まってみるのもいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
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