
いつからでも始められる 一生お金で困らない人生の過ごしかた
大江 英樹
すばる舎 / 2021-02-28
この本について
お金のことって、考えれば考えるほど霧が濃くなる感じがしませんか。将来の貯金、年金、保険、投資…どれも大事なのは分かっているのに、何から手をつければいいのかが見えないまま不安だけが育っていく。僕自身もずっとそんな感じで、特に「これで本当に足りるのか?」というモヤモヤが消えませんでした。 この本は、そういう漠然とした不安を「どこから考えればいいのか」に落とし込んでくれるのが助かりました。たとえば給料を“努力の評価”ではなく“リスクの対価”として見る視点は、働き方の見直しにそのままつながりましたし、夫婦共働きが年収だけでなくリスクコントロールになるという話も、生活設計を具体的にイメージするきっかけになりました。また、年金・保険・投資をひとまとめに捉えるのではなく、それぞれ「何のために存在するか」を整理してくれるので、過剰な保険や意味の薄い不安に振り回されにくくなります。 特に良かったのは、「すべてを完璧に予測しようとしないこと」を勧めてくれるところです。精緻すぎる計画は結局放置されるし、見直さなくなる。その代わりに、ざっくりでもいいからライフプランを持ち、変更しながら長く働き、公的制度を最大限使う。その現実的な姿勢は、今の生活の延長線上に老後を置ける感覚をくれました。 お金のことを考えると身動きが取りづらくなる人、あるいは「結局どうすればいいのか」を自分の頭で整理したい人には特に刺さると思います。僕と同じように、将来への不安が言語化できないまま積もっている人ほど読みやすいはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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