
コミュ障のための面接戦略 (星海社 e-SHINSHO)
曽和利光
この本について
就活の面接って、そもそもおかしな場ですよね。会ったばかりの人に人生を根ほり葉ほり聞かれて、少しでも緊張が出ると「落ち着きがない」と判断される。こちらも緊張してるけど、実は面接官のほうも慣れてなかったりする。そのズレの中で、何をどう伝えればいいのか分からなくなる。 そんなモヤモヤを抱えている人には、『コミュ障のための面接戦略』がかなり現実的に効きます。 この本が助けてくれるのは、まず「面接官の視点がどれだけ雑か」を理解できるところ。たとえば、こちらが話す内容よりも、緊張している様子そのものが勝手に“印象情報”として処理されてしまう。でも、だからこそ「動かない」「ゆっくり話す」といった、再現しやすい振る舞いのコツが効いてくる。もう一つは、答え方の組み立てがかなり具体的に示されている点。質問に対して“何を”答えるかではなく“どのように”伝えるか、そして固有名詞を入れてレベル感を誤解させない、というところまで落ちているのがありがたいです。 それに、面接官が全員有能ではない、という前提がはっきり書かれているのも救われました。うまくキャッチボールができないなら、いっそプレゼンのように話し続けてしまっていい。困ったら「なぜこの会社に入ったんですか?」と逆質問するという“回避策”まである。正攻法だけじゃなく、現実で使える逃げ道がちゃんとあるのが心強いです。 とくに「コミュ力よりも、淡々と続けてきたことのほうが本当は価値になる」と感じている人には刺さると思います。自分のペースのまま面接を攻略する道が、ちゃんとあるんだなと思わせてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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