
れいわ民間防衛
上念司
飛鳥新社 / 2021-01-27
累計読者数3
平均ハイライト数 28.3件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 67/100
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この本について
日々ニュースを追っていると、何が事実で、どこからがプロパガンダなのか分からなくなることがあります。サイバー攻撃の話も、国際政治の話も、専門用語ばかりでつい距離を置きたくなる。でも同時に、「知らないままでいて大丈夫なんだろうか」という不安も残る。僕自身もそのループに何度も落ちてきました。 『れいわ民間防衛』は、その不安に対して妙に現実的な向き合い方をくれました。ひとつは、サイバー攻撃が「遠い世界の事件」ではなく、Cookieの盗難やメール添付の不正ファイルといった、ごく日常的なレベルから始まると教えてくれるところ。攻撃の仕組みを知るだけで、何に気をつければいいのかが急に見えてきます。もうひとつは、中国の「借り船戦略」や香港国家安全維持法のように、表では議論されにくい影響力の仕組みを淡々と説明してくれる点。陰謀論でもなく、脅しでもなく、事例のレベルで「こういう動きが実際にある」と把握できるだけで、ニュースの読み方が変わります。そして、スイスの民間防衛思想を引きつつ、「武器より前に精神を整える」という、あまり派手ではないけれど肝心な部分を思い出させてくれます。 大げさに煽る本ではないし、これを読めば不安が消えるわけでもありません。でも、自分の頭で状況を整理したい人にとっては、足場になる知識が多いと思います。情報の洪水に振り回されやすい人に、特に刺さる一冊でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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出版社による紹介
謀略戦、心理戦、SNSを使ったプロパガンダと情報戦――〈進化した戦争〉に備えよ! 「我々は常に知識をアップデートし、見えない領域で迫りくる脅威に対抗していかなければならない。私の耳元では軍靴の音どころか、大砲の爆音が鳴り響いている! 」(上念司) 序章 やつらは繋がっていた。そして我々は何も知らない。 ・不条理劇が現実になる日 ・ウイグル、チベット、南モンゴル、香港のリアル ・オーストラリアで実際に進行していた〝侵略〟 第1章 自由の敵は笑顔でやってくる ・一見正しい平和・人権のイデオロギー。その目的は? ・ソ連崩壊後はじめて明かされた工作活動 ・左翼少年のあこがれた理想の国 ・日本にも訪れていた革命前夜の危機 第2章 戦争でない戦争、戦場でない戦場 ・殺戮から戦争へ~戦いのルールを決めたウェストファリア条約 ・ホットウォーからコールドウォーへ、代理戦争から下請け戦争へ ・新しい戦争のかたち「超限戦」 第3章 戦争のドメイン(領域) ・新たな領域で繰り広げられる「進化した戦争」の姿 ・ロシアによるクリミア併合は超限戦の成功例 ・国民が死なない戦争と戦争の外注化 ・クリミアの事例に学び台湾を狙う中国 第4章 武力使わない「乗っ取り戦争」の実態 ・国家を乗っ取るまでの起承転結プロセス ・意図的に憲法解釈をゆがめる東大憲法学 ・日本の学術界に浸透している影響力工作 ・問題を提起し“解決させないこと”を目指す運動の闇 ・日本人の民度が試される超限戦での戦い 終章 見えない侵略に備え、私たちにできること ・敗戦革命から国を救うのは経済成長と伝統の尊重 ・知識をアップデートして見えない侵略に備えよ
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