
鼻専門医が教える 「熟睡」を手にする最高の方法 (日本経済新聞出版)
黄川田徹
日経BP / 2021-03-17
この本について
寝ているはずなのに疲れが抜けないとか、朝だけ妙に鼻が重い感じがするとか、でも「鼻づまりってこんなものだよな」と流してしまうことって意外と多いですよね。僕もずっとそうで、いびきや浅い眠りは性格や体力の問題だと思い込んでいました。でも実は、本人が気づかないまま鼻炎が睡眠を邪魔しているケースはかなり多いようです。 この本は、いわゆる生活改善のコツではなく、鼻そのものがどう眠りに影響するかを“構造から”説明してくれます。たとえば、寝ている間だけ鼻が腫れて口呼吸になっている可能性があること。鼻洗浄やステロイド点鼻薬が「怖い薬」ではなく、正しく使えば睡眠の質を底上げする現実的な選択肢であること。さらに、必要な人には手術という手段もあるけれど、それが昔のような大がかりなものではなく、安全性と負担を考えて進化してきた治療だということ。どれも、知らなかっただけで日常とつながる話ばかりでした。 読みながら、「まずは鼻が通っていないと、どんなに姿勢や呼吸を意識しても限界があるんだな」と視点が変わりました。寝る前と朝の鼻洗浄を習慣にするだけでも睡眠の深さが変わるかもしれないし、改善しなければ次のステップがある。そう思えるだけで、あの“なんとなく調子が悪い”時間が減っていく感覚があります。 自分のコンディションの波が読めずに悩んでいる人、もしかしたら鼻が原因かもしれません。そんな視点を手渡してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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