
データ立国論 (PHP新書)
宮田 裕章
PHP研究所 / 2021-03-16
累計読者数7
平均ハイライト数 5.9件/人
推定読了時間 約2時間26分
star総合評価 47/100
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この本について
社会の制度とかデータ活用の話って、「結局なにが自分の生活と関係あるのか分からない…」と感じることが多くないでしょうか。政策議論を見ても抽象論ばかりで、自分の仕事や周りの人の暮らしにどうつながるのか、いまいちピンとこないままモヤモヤが残る。僕自身、そこが長く苦手でした。 『データ立国論』を読んで助かったのは、このモヤモヤに“具体的な視点”をくれたところです。たとえば、データを所有財ではなく「共有財」として扱うと社会の動き方がどう変わるのか。あるいは、「最大多数の幸福」ではなく「最大多様の幸福」を目指すと、都市づくりやサービス設計がどれだけ変わるのか。本の中で語られる例がどれも、机上の話ではなく日常の判断や組織の意思決定に落とし込めるもので、読みながら何度も自分の仕事に引き寄せて考えました。 特に刺さったのは、データを扱ううえで「どうフィードバックするかを先に考えるべき」という姿勢です。この発想を持つだけで、業務データの集め方やチームの合意形成の仕方が変わります。そして、民主主義をどう“使う”かという視点も本書の特徴で、メルケルや蔡英文が示したような、根拠を明快に共有しながら対話を積み上げる姿勢が、現場レベルでも必要なんだと腑に落ちました。 社会や組織の「仕組み」をどう読み解き、自分の行動に落とし込みたい人に向いている一冊です。
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出版社による紹介
●今こそデータの力で、日本の「停滞と分断」を乗り越えよ! ●新しい民主主義の形をつくる「データ共鳴社会」のグランドデザイン 昨今データを活用した社会の在り方が各所で議論されているが、中央集権的なディストピアの到来を危惧するなど、不安の声も根強い。しかし、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」などに携わり、データサイエンティストとして科学を駆使した社会変革に挑む著者は、データは「価値=貨幣」というこれまでの大前提を覆し、多様な価値が交換可能になる「産業革命以来の大変化」をもたらすと言う。したがってむしろデータは、人々を経済合理性至上主義から解放し、多種多様な価値観が共存する「新たな民主主義の礎」を築くと語る。そこで本書では、この「データ共鳴社会」の未来図について、様々な事例をもとに解説。読めば、ポスト資本主義における、データ社会のグランドデザインが見えてくる! 【PHP研究所】
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