
監視資本主義―人類の未来を賭けた闘い
ショシャナ・ズボフ and 野中 香方子
東洋経済新報社 / 2021-06-25
累計読者数10
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推定読了時間 約12時間37分
star総合評価 54/100
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この本について
最近、便利になればなるほど「自分で選んでいるはずなのに、どこか選ばされている気がする」と感じる瞬間が増えました。通知ひとつで行動がずらされるような、うっすらした違和感です。でも仕組みを言語化できないままだと、モヤモヤだけが積み上がっていくんですよね。 『監視資本主義』は、その違和感の正体をかなり丁寧に掘り起こしてくれます。特に、人間の経験が行動データとして扱われる流れや、「未来に対する権利」が侵害されていくプロセスが具体的に示されていて、自分の生活で何が起きているのかを腹落ちさせやすい一冊です。読みながら、プライバシーの話ではなく、自分の意思の輪郭そのものが少しずつ削られていく状況を見せつけられたような感覚がありました。 個人的に効いたのは、「監視資本主義はわたしたちに気づかれないことを前提に動く」という点です。見えないところで行動が形成されるなら、せめて自分の“驚き”に敏感でいることが、ささやかな防御になるのかもしれないと思えました。また、個人主義と個人化が混同されてきた経緯を知ることで、「自分で選ぶ」という言葉に含まれる圧力を一度分解できたのも大きかったです。 テクノロジーとの距離感に迷っている人、自分の選択がどこまで自分のものなのか確かめたい人に静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
「監視資本主義」という言葉を生み出したハーバードビジネススクール名誉教授が示す、資本主義と人類の未来のビッグピクチャー。
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