
日本マクドナルド 「挑戦と変革」の経営―“スマイル”と共に歩んだ50年
日本マクドナルド株式会社
東洋経済新報社 / 2022-09-09
この本について
仕事でも現場でも、「何を変えればいいのか分からない」という状態が続くことがあります。お客様の声は聞いているつもりなのに成果につながらなかったり、忙しさに追われて気づいたら“昔のやり方”に戻っていたり。自分でも薄々わかっているのに、どこから手をつければいいか迷うんですよね。 この本は、マクドナルドが50年の中で何度も壁にぶつかり、そのたびにどう視点を変え、どう行動を積み重ねてきたのかが淡々と描かれています。派手な逆転劇ではなく、店舗の清潔さを徹底するといった地味な改善から、働きがいと業績を結びつける考え方、需要予測の細かな判断まで、とにかく「一歩ずつの積み上げ」が具体的に語られているのが印象的でした。特に、お客様の声と実際の行動が必ずしも一致しないことを前提に、現場に足を運び続ける姿勢は、自分の仕事にもそのまま持ち込める感覚があります。 もう一つ、この本が効くのは“変わるべきものと変えてはいけないもの”をどう見極めるかの話が随所に出てくるところです。成功しているときほど危機だと自分に言い聞かせるとか、思い切って不採算店を閉じる決断とか、ああ、企業の停滞ってある日突然ではなく、じわじわ起きるものなんだなと腑に落ちました。私自身も、調子がいいときほど慢心しがちなので、ちょっと耳が痛かったです。 現場を大事にしたいけど何から変えればいいのか迷っている人、成果につながる“地味な改善”の積み重ねを知りたい人には特に刺さると思います。
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