
テレビCMの逆襲 運用型CMで売上50億を2年で実現したテレシーCEOの実践広告論
土井健
この本について
プロモーションを考えるとき、「結局どの媒体に投資すればいいのか…」と手が止まることが多いです。僕も同じで、タクシー広告やテレビCMの話題を見ても、実際のところどう判断すべきか腹落ちしないまま過ごしてきました。数字で語れと言われつつ、媒体ごとの“肌感”まではなかなか掴みにくいんですよね。 この本は、そのモヤモヤにかなり実務寄りで向き合ってくれます。例えば、タクシー広告は「BtoB商材・幅広い業界・LTV100万円以上」という条件が揃うと効きやすい、といった具体的な線引きがそのまま判断軸になりますし、テレビCMも「リーチ単価で見れば決して高くない」「経営者層に届くかどうかの体感値」など、数字と現場感が両立して語られているのがありがたいところです。タワマンのデジタルサイネージでCPAが悪かったけど、後から経営者に声をかけられる“認知の効き方”があった、みたいな話は、机上の理屈では拾えない視点でした。 さらに、放映後に問い合わせが急増しても耐えられる体制づくりや、イベント協賛やインフルエンサー施策との掛け合わせなど、CM単体の話で終わらないところも実務者には刺さると思います。要は「どれだけ見られるか」ではなく、「自社の意思決定をどう支える媒体か」を具体的に考える材料がそろっている本です。 テレビCMやタクシー広告を“検討する側の立場”になる人には特に合う内容だと思います。広告の温度感をちゃんと自分の言葉で判断したい人には、かなりしっくりくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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