
今度生まれたら (講談社文庫)
内館牧子
講談社 / 2020-12-03
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 16/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%
この本について
仕事や家のこと、人間関係まで全部ちゃんとやりたいのに、どこかが欠けている気がして落ち着かない…そんな焦りを抱える時ってありますよね。頑張れば全部届くはず、と自分に言い聞かせつつ、実際にはどこか無理が出てしまうあの感じ。読者の方が保存していた「すべてを手に入れることはできない」という一文は、その無理を静かにほどくような力があります。 『今度生まれたら』は、大きな教訓を掲げるタイプの本ではなく、登場人物たちの日々の選択がじわじわ胸に来る物語です。どこかにシワ寄せが来るのは当たり前で、その中でどう折り合いをつけていくのか。たとえば、誰かのために何かを諦めた瞬間のかすかな後味や、自分の幸せの優先順位を考える時の怖さが、変に美化されずに描かれています。読みながら、今の自分の生活の“どこに無理が出ているか”が自然と浮かんでくるんですよね。そして、全部を背負おうとしていた肩の力が少し抜ける。 完璧じゃない選択を否定しない物語なので、「いまの自分の生き方に薄い違和感がある人」にとくに刺さると思います。audible でも聴けるので、移動中にゆっくり噛みしめる読み方も合う一冊です。
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出版社による紹介
70歳になった佐川夏江は、夫の寝顔を見ながらつぶやいた。 「今度生まれたら、この人とは結婚しない」 夫はエリートサラリーマンだったが、退職後は「蟻んこクラブ」という歩く会で楽しく余生を過ごしている。 2人の息子は独立して、別々の道を歩んでいる。 でも、実は娘がほしかった。 自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれでよかったのか。進学は、仕事は、それぞれ別の道があったのではないか。 やり直しのきかない年齢になって、夏江はそれでもやりたいことを始めようとあがく。 2大ベストセラー『終わった人』『すぐ死ぬんだから』の著者が放つ最新「高齢者」小説!
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