
超訳 養生訓 病気にならない体をつくる ディスカヴァークラシック文庫シリーズ
貝原益軒 and 奥田昌子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2023-10-20
この本について
忙しく働いていると、つい「まあ今日くらい無茶しても大丈夫か」と思ってしまうことがありますよね。若さとか体力への過信で乗り切ろうとしつつ、どこかで「これ長くは続かないよな…」と不安になる。僕も同じで、調子を崩してからようやく生活を見直すことが多いです。 『超訳 養生訓』は、そんな“後回しにしてきた自分の体”に、静かに向き合わせてくれる本でした。たとえば、体は甘やかすよりも少しいじめてやるほうが健やかだという話や、腹八分目と適度な運動が結局いちばん効くという視点は、とても現実的で、今の生活にすっと落とし込めます。食事をするときに「誰のおかげでこれを食べられているのか」を思い出すという教えは、単なるマナーではなく、食べすぎを自然に抑える小さな工夫として実感がありました。 特に刺さったのは、自分の体を植物にたとえて「肥料の与えすぎ(=食べすぎ)はむしろ根を弱らせる」という説明です。健康を気にしてサプリを足し算していくほど調子が崩れていく経験がある人には、とても腑に落ちるはずです。養生とは甘やかすことではなく、心を静かにしつつ、体をよく動かすこと。忙しい人ほど誤解しがちな部分を丁寧にほどいてくれます。 日々の乱れをなんとかしたいけれど、派手な健康法には振り回されたくない人に向いている一冊です。自分を整えるための“現実的な基準”を持ちたいとき、そっと軸を作ってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
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