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宗教の起源

宗教の起源

ロビン・ダンバー and 小田哲

累計読者数11
平均ハイライト数 24.6件/人
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%

この本について

人と関わるのは好きだけど、大きな組織に入ると急にしんどくなることってありませんか。自分の居場所がどこなのか、なにを拠りどころにして動けばいいのか、ふと立ち止まってしまうあの感じです。僕自身も人づきあいは嫌いじゃないのに、集団が大きくなるほど距離の取り方がわからなくなることがあります。 『宗教の起源』は、そんな「共同体との距離感」に悩むときに、直接の答えというより、視野を少し広げてくれる本でした。宗教を信じるかどうかとは関係なく、人間がなぜ“つながり”を必要とし、なぜそこに感情が強く結びつくのかを、進化心理学や歴史の具体例を使って淡々と説明してくれるんです。150人を超える集団では人間の自然な仕組みだけではまとまらないとか、強烈な感情体験が人を動かしてきたとか、読んでいるうちに「なるほど、そりゃしんどいわ」と肩の力が抜けていきました。 宗教そのものを肯定するでも否定するでもなく、「人はなぜそう動くのか」という土台を示してくれるので、職場の空気に疲れやすい人間関係のパターンに悩む人には特にしっくり来るはずです。自分の弱さを責める前に、仕組みとして一度距離を置いて眺めてみたい人に静かに効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

進化心理学の巨人ダンバーが描く、人類と信仰の20万年。 仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、神道...... 世界の主要な宗教は、なぜ同じ時期に同じ気候の地域で誕生したのか? カルト宗教はなぜ次々と生まれ、人々を惹きつけるのか? 科学が隆盛を極める現代においても、 宗教は衰えるどころかますます影響力を強めている。 ときに国家間の戦争を引き起こすほど 人々の心に深く根差した信仰心は、なぜ生まれたのか? そして、いかにして私たちが今日知る世界宗教へと進化したのか? 「ダンバー数」で世界的に知られ、 人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した著者が、 人類学、心理学、神経科学など多彩な視点から 「宗教とは何か」という根源的な問いに迫った、かつてないスケールの大著。 ■ ■ ■ 集団内に協力行動を生みだす信仰心も、 集団の外に対しては反社会的行動の原動力となる。 宗教的アイデンティティが国家に利用されるとき、悲劇は起こる。 ――フィナンシャル・タイムズ紙 宗教と人間の生活のあり方は、かくも複雑なのである。 本書は、その両方を進化的ないきさつから説明しようと、 真に大きな考察を展開しようと試みる大作である。 ――長谷川眞理子(進化生物学者、総合研究大学院大学名誉教授/「解説」より) ■ ■ ■
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