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嘔吐 新訳

嘔吐 新訳

J‐P・サルトル、鈴木 道彦

累計読者数7
平均ハイライト数 14.7件/人
推定読了時間 約6時間46分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

日によって、世界が急に遠く見えたり、自分の思考が手からこぼれ落ちていくように感じたりしませんか。誰かのために考えていたはずが、いつの間にか自分の中に言葉が定着しなくなって、ただ流れていくだけになる瞬間がある。そんなとき、「この感じを説明できるものがほしい」と思うのに、言葉が見つからないまま一日が終わっていくんですよね。 サルトルの『嘔吐』は、その言葉にならなさを、無理に整理も肯定もせず、そのままの質感で見せてくれる小説です。世界がいつも通りに見えるのは怠惰のせいかもしれない、とふと思ってしまうあの瞬間や、景色がやけに細かい色の粒に分解されるように感じるあの感覚を、この主人公は容赦なく引き寄せてくる。物語ることと生きることのあいだで揺れて、決められないまま時間に追い立てられる感覚も、妙に自分ごとのように響いてきます。孤独を「アマチュアだ」と苦く笑う場面も、自分のどこかがそっと反応するはずです。 派手な救いがあるわけじゃありません。ただ、世界との距離感がずれてしまった日の「これはいったい何なんだろう」を、そのまま抱えたままで読める本です。とくに、日常の手触りがいつも急に変わってしまう人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

60年ぶりの新訳!新たなサルトルの世界へ
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