
決定版 7日で作る事業計画書
赤羽 雄二
明日香出版社 / 2024-01-17
この本について
新しい事業のアイデアを考える時って、「これで本当に人の役に立てるのか」とか「自分の思いだけが先走ってないか」とか、妙な不安がつきまといますよね。自分も企画書を書こうとすると手が止まりがちで、気づけばネットの情報収集ばかりしてしまう時期がありました。 この本が刺さったのは、夢より先に“顧客の痛み”に向き合う姿勢を徹底しているところでした。課題を深く理解しないまま作る事業は、どれだけきれいに整えても結局は薄くなる。著者が繰り返し言う「本人より深く知るくらい顧客に入り込む」という視点は、自分の考えの甘さを容赦なく突いてきます。また、事業計画を“書くこと”よりも、“考え抜くこと”に価値があると示されていて、MVPをどう作るか、競合の立場で徹底的にこき下ろす視点を入れるなど、実際の行動が変わる具体性が多いのもありがたいところでした。 さらに、情報収集の仕方や、トップとしての迷いや不安を整えるためのメモ書きの方法まで書かれていて、「事業計画の本」というより、迷いながら前に進むための伴走者に近い感覚があります。特に、真剣に事業を立ち上げたいのに自信が揺らいでしまう人には、ちょうどいい負荷と現実味だと思います。 刺さるのは、「机上のプランじゃなく、本当に顧客の課題に踏み込みたい人」。事業を“作りたい”と“作れる”の間にある距離を、自分のペースで埋めていきたい時に、そっと気持ちを引き締めてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
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