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悪事の心理学 善良な傍観者が悪を生み出す

悪事の心理学 善良な傍観者が悪を生み出す

キャサリン・A・サンダーソン and 本多明生

累計読者数6
平均ハイライト数 10.3件/人
star総合評価 49/100
start序盤集中型
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この本について

集団の中にいるとき、自分でも驚くような行動をとってしまったり、気づけば「まあこのくらいなら」と小さな妥協を積み重ねていたり。後から振り返ってモヤッとするのに、その場では流されてしまう自分がいます。僕もその感覚にずっと振り回されてきました。 この本は、そうした「自分でも説明しづらい弱さ」に名前をつけてくれるところがあります。たとえば、小さな不正に慣れてしまうメカニズムが脳の反応レベルで起こっていることや、曖昧な場面では周囲の反応につい頼ってしまうこと。さらには、集団に属すると自分の基準が薄れ、責任感がぼやける理由まで丁寧に示されています。どれも派手な話ではなく、日常の中で僕らが本当に遭遇している現象ばかりです。 読んでいて特に刺さったのは、「善良な人が声を上げないことこそが悪事を許してしまう」という指摘です。正義感を振りかざせという話ではなく、最初の小さな違和感を放置しないだけで未来が変わることを、実証研究を通じて示してくれます。それが、仕事場の空気にのまれそうなときや、誰かの行動に疑問を抱いたときの支えになりました。 集団の中で自分を見失いやすい人、流されやすさに心当たりがある人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

不正・ハラスメント・いじめ...悪事の継続を許す最大の要因は、腐ったリンゴとも称される個々の悪人よりも、善良な人々が立ち上がって正しい行いをしないことにある。沈黙する傍観者を道徳的反逆者に変え、同調圧力に抵抗するための驚くほど効果的でシンプルな戦略。
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