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小田嶋隆と対話する

小田嶋隆と対話する

内田樹

イースト・プレス / 2024-05-21

累計読者数3
平均ハイライト数 8.3件/人
star総合評価 46/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 31%

この本について

日常でモヤモヤする瞬間ってありますよね。誰かの強い断言に空気ごと押し切られたり、議論のはずが「そっちこそどうなんだ論法」にすり替わったり、上下関係に敏感すぎる空気に疲れたり。自分の感覚はそんなに間違っているんだろうか、と立ち止まることが増えている気がします。 『小田嶋隆と対話する』は、こうした「言葉の扱われ方」や「世の中の空気」に引っかかりを覚えている人には、かなり効く本です。断定口調に魅了されてしまう構造や、「経済を回す」という言い方の裏にある非対称、さらには上下関係を基準に動く組織の限界など、普段は見過ごしてしまう風景を、著者二人が丁寧にほぐしてくれます。ただスローガン的に勇気を語るのではなく、「孤立を恐れない」という昔ながらのメッセージを現在の社会にどう接続できるのかが、生活感のある言葉で語られているのも印象に残りました。 読んでいて一番救われるのは、「自分の違和感は、そこまで的外れじゃなかったかもしれない」と思えるところかもしれません。何かを断定するためではなく、言葉がちゃんと生きている状態を取り戻すための視点が、静かに積み上げられています。 強い意見に振り回されがちな人や、「なんとなくおかしい」を言語化したい人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いまだ「小田嶋隆が生きていたらなんと言っていただろう」という声が途切れない。 それならと、誰よりも小田嶋隆と親しかった思想家が、小田嶋隆ラスト3年間のツイートと対話を試みた。ついに登場、畢竟の小田嶋隆論! いなくなった人のことをいつまでもくどくどと思い出し続ける。その人がどれほどたいせつな人であったかをいつまでも語り続ける。そして、「あの人がいまここにいたら、これを見て何と言うだろう」「あの人が生きていたら、私のこのふるまいを見て、何と言うだろう」という問いをことあるごとに脳裏によぎらせる。私たちはそうやって死者に叱られ、死者に笑われ、死者に教えられる。そういう想像力の使い方をすることを「供養する」というのだと私は思う。死者をして生きる者たちの規矩たらしめよ。(著者「はじめに」より)
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