
「書く」って、どんなこと? NHK出版 学びのきほん
高橋 源一郎
累計読者数13
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star総合評価 61/100
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この本について
書くときに、急に手が止まることがありませんか。自分の中にあるはずの「ほんとうのこと」を取り出そうとしても、うまく形にならない感じ。考えすぎて、何を書きたいのかさえ見えなくなることもあります。僕もよくそのループに落ちます。 この本が面白いのは、「考えてから書く」という前提をいったん外してくれるところです。著者は、書くとは頭の中で整える行為ではなく、紙や画面の上でようやく考えが生まれる営みだと言い切ります。だから、うまく言語化できないまま始めていいし、むしろその方が、自分の中にいるもう一人の“わたし”が動き出す。読んでいると、書くという行為のハードルが少し下がり、「完璧じゃなくていいなら、とりあえず手を動かしてみるか」と思えるようになります。 もう一つ、大きかったのは「ほんとうに思っていることは、そもそも完全には伝えられない」という視点です。これが決して諦めではなく、書くたびに自分の外側で考えが形になっていく、そのプロセスこそ大事なんだと示してくれる。表現に迷っているときほど、この距離感が救いになります。 書くことに苦手意識がある人よりも、「ずっと書いているけれど、どこかしっくり来ない」という人にこそ刺さる本です。
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出版社による紹介
文章は頭で考えて書いてない? 読むより書くほうが簡単? 作家人生40年、私たちが気づいていない「書く」の本質に初めて迫る。
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