
この本について
子どもと向き合っていると、「なんでこんなに感情的になるんだろう」「どう声をかければ伝わるんだろう」と、自分でもよくわからない迷いが積み重なる瞬間がありませんか。つい結果や正しさを求めて急いでしまって、あとから「あれは違ったな」と落ち込む…僕もずっとその繰り返しでした。 この本がすごいのは、親として何か“正解のやり方”を教えてくれるというより、そもそも人間という生き物がどう感情を扱っていて、どうして期待や比較に振り回されてしまうのかを丁寧に見せてくれるところです。特に「期待は勝手に生まれる思考のクセであって、愛ではない」という視点は、自分の接し方をいったんゼロから見直すきっかけになりました。娘や息子の感情をまず受け止めること、それだけで親子関係の土台が変わるんだと腑に落ちます。 もうひとつ効いたのは、「結果よりも感情」「目標より目的」という考え方でした。忙しい日はどうしても結果に寄ってしまうけれど、子どもの内側にある“なぜ”や“いま感じていること”を丁寧に拾うだけで、主体的に動くスイッチが入る瞬間がある。これはテクニックではなく、親である自分がどんな状態でいるかに直結していて、だからこそ「自分の機嫌は自分で取る」という話が刺さる人は多いと思います。 子どもの個性をつぶさずに育てたいけれど、どうすればいいのか迷う。その迷いごと抱えたまま読みたい一冊です。そんな人にとても静かに効きます。
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