
感情にふり回されないコツ
辻秀一
フォレスト出版 / 2015-12-02
この本について
仕事中に突然そわそわしたり、家に帰ってからも「今日のあれ、まずかったかな」と過去のことがぐるぐる回り続けることってありますよね。頭では「気にしすぎだ」とわかっていても、気持ちのほうがついてこない。僕自身、気分が乱れたまま作業に入って生産性が落ちる…みたいな日がよくあります。 この本が効くのは、そんな“心の暴走”をどう扱うかを、かなり具体的に示してくれるところです。たとえば、心が乱れる原因になる思考パターンが13種類も挙げられていて、「あ、今の自分これだな」と気づくための取っかかりになる。感情そのものを消そうとするんじゃなくて、ただ気づくことで外に向かいすぎた脳を内側に戻せる、という説明は正直かなり腑に落ちました。また、結果に依存した自信のつくり方は不安定で、自分を信じるという内側からの自信のほうが実務でもメンタルでも使い勝手がいい、という視点も現場感があります。数字で自分を支えようとして折れる、あの感覚に思い当たる人は多いはずです。 僕は、ネガティブを否定しない姿勢も好きでした。気分が乱れるのは当たり前で、問題はその状態が長く続くかどうか。だからこそ日常の小さな場面で「今に戻る」練習をしていく。この地に足がついた感じが、他のメンタル本とは違います。 こんな人に刺さると思います。結果に振り回されやすく、気持ちの立て直し方を日常レベルで知りたい人。自分の“状態”を整えることに興味がある人は、かなり実用的に使える一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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