
自己否定をやめるための100日間ドリル
坂口恭平
KTC中央出版 / 2024-10-18
この本について
最近、休んでいるはずなのに全然休めていない感覚とか、やっと仕事を終えても「もっとできたはずだ」と思ってしまう瞬間ってありませんか。自分に厳しくしているつもりが、気づけば粗探しばかりしていて、満足する感覚がどこかに行ってしまう。僕自身もずっとそのループにいて、「なぜこんなに自分にだけ当たりが強いんだろう」と思っていました。 この本は、いわゆる前向きさを盛るタイプの本ではなく、もっと静かに、自分の中で起こっている“自己否定の声”の正体を見せてくれます。たとえば、自己否定は正論じゃなくて、駄々っ子のようなものだという視点や、「もっとできる」と考えてしまう癖が満足感を奪っているという指摘が、とても腑に落ちました。横になっても休めないのは、休む方法を知らないのではなく、頭の中でずっと自分を否定しているから、というのも痛いほどわかります。自分に厳しくしているつもりが、ただ恐怖心に振り回されていただけなんだと気づけるのは大きいです。 読んでいて一番助かったのは、自分を甘やかそうとか、前向きになろうとかではなく、「今の自分を少し受け入れるための練習」が淡々と示されていることでした。信頼できる人ならなんと言うか想像して書き出してみることや、自分を親友のように扱うという視点は、急に人生を変えるほど大きくはなくても、今日を少し楽にしてくれます。 「自分を責める声の方がいつも強い」「休み方そのものがわからない」という人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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