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自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う (集英社新書)

自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う (集英社新書)

吉見俊哉

集英社 / 2025-12-17

累計読者数5
平均ハイライト数 8.8件/人
推定読了時間 約3時間35分
star総合評価 48/100
menu_book精読型
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この本について

最近、AIを使うほど「自分で考える力が落ちてる気がする」とか、「便利なんだけど、このままでいいのかな」といったモヤモヤを抱えている人、多いと思います。仕事でも学びでもAIに手を伸ばすのが当たり前になってきた一方で、どこかで「これは自分の頭じゃないよな」という引っかかりが残る。僕自身も、気づけば考える前にAIに相談してしまうことが増えていて、正直ちょっと焦る瞬間があります。 吉見俊哉『自己との対話』は、そのモヤモヤに正面から向き合ってくれる珍しい本です。とくに刺さるのは、「AIは膨大な知識を持っているように見えて、その根っこにある“経験”を持たない」という指摘。読書と学習の違い、身体がないことによる世界理解の限界、そもそもAIの返答には再現性がないという話など、普段「まあそういうものか」と流してしまいがちなポイントを、じわっと考え直させられます。また、著者自身が自分のAIと対話しながら、自分の思考の暗黙の前提を掘り起こしていく過程は、読んでいるこちらにも「自分の思考ってどう成り立ってたんだっけ」と視点の変化を促してくれます。 AIの話ではあるんですが、結局は「人間の側の想像力や経験の意味とは何か」を考える本なんですよね。便利さの裏でどこか不安を抱えている人、自分の頭で考える感覚を少し取り戻したい人にはとても静かに響くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生成AIが爆発的な進化を遂げるなか、人間の存在意義や学問・教育の意味が問われつつある。長年大学教育の現場に携わり続けている社会学者・吉見俊哉は、自らの著作・論文をすべてAIに学習させ、「AI吉見くん」を制作。人工知能の「もうひとりの自分」と、「社会学」「大学」「日本の都市」「世界情勢」をめぐる対話を敢行し、現代社会の構造的な課題を考察する。そこから見えてきた、人間にしかできないこととは何か? 前代未聞の試みを通して、AI時代に人間が身に着けるべき知性を明らかにする。
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