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「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)

「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)

佐藤 勝彦

PHP研究所 / 1998-07-20

累計読者数23
平均ハイライト数 12.3件/人
推定読了時間 約6時間16分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

時間ってほんとうに絶対なのか、ってたまに考え込んでしまうことがあります。こっちは必死で動いているつもりなのに、世界のほうがゆっくり進んでいるように感じたり、逆に置いていかれている気がして焦ったり。感覚としては分かるのに、理由となるとよく分からないまま曖昧にしていることって多いですよね。 この本は、その「なんとなく抱えてきた世界の前提」を一度ひっくり返してくれるところがあります。たとえば、光の速さだけは誰がどう動いていても同じに見える、という事実から、時間そのものが伸びたり縮んだりするという発想にたどりつく流れは、抽象的な説明ではなく具体的な思考実験で描かれています。動いているものが細く見えるとか、重力の強い場所では時間が遅くなる、といった話も、単なる知識ではなく、世界の見え方がじわっと変わる感じで入ってきます。自分の感覚が間違っていたというより、「そもそも前提が違っていたのか」という納得がゆっくり積み上がる本です。 ふだんの生活で相対性理論を使う場面は多くないですが、「自分の基準が唯一の正しさじゃない」という視点は、仕事でも人間関係でもそのまま役に立つと思います。相手の時間が違うように感じる瞬間や、同じ出来事をまったく別の角度で捉えている相手に出会った時、この本で読んだ「見る立場によって世界は変わる」という感覚が、けっこう落ち着きをくれます。 科学の本だけど、むしろ「世界の成り立ちと、自分の立ち位置を改めて考えたい人」にいちばん刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

光と同じ速さで走ったら、体重が無限に重くなり、体は無限に細くなる。重さのないはずの光が、太陽のそばを通ると太陽の巨大重力に“引っぱられて”曲がってしまう。現実とかけ離れた奇妙な世界は、アインシュタインという、たった一人の大天才の頭から生まれた相対性理論によって予言され、最近の宇宙観測によって、現実の天体から次々と実例が発見されている。大天才の意外な素顔と刺激的理論が面白くわかる本。
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