
英傑の日本史 信長・秀吉・家康編 (角川文庫)
井沢 元彦
KADOKAWA / 2009-03-25
累計読者数6
平均ハイライト数 32.7件/人
推定読了時間 約3時間32分
star総合評価 73/100
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この本について
仕事でも日常でも、組織の空気に振り回されたり、集団の「なんとなく」に飲まれて判断が鈍ることってありますよね。自分の意思で動きたいのに、背景にある力学が見えないせいで迷い続ける。僕もそうで、歴史を読むときも「人物よりも構造」を知りたい派です。 『英傑の日本史』が面白いのは、信長・秀吉・家康を“英雄ドラマ”としてではなく、彼らが直面した組織・宗教・経済のリアルな力学として描いているところです。たとえば、信長が比叡山を焼いた理由が「思想弾圧」ではなく、武装化した宗教組織の統制という現実的な判断だったり、巨大組織を弱体化するには「不満分子を動かす」のが一番手っ取り早いという視点が出てきたりします。読んでいて、現代の会社やチームでも似た構造が普通にあるよな、と妙に腑に落ちました。 秀吉の“人たらし”の細かい動きや、家康が武田武士団を取り込むために何をしたかなど、「権力をどう動かすか」を地に足のついた説明で見せてくれるのもありがたいです。戦国を扱っているのに、極端な精神論に寄らないのが読みやすいところでした。 組織の裏側の仕掛けを歴史から学びたい人、あるいは、自分の立場の中でどう動けばいいか迷っている人には、とても静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
従来の慣習を次々と変えて乱世を勝ち抜いた信長。「人たらし」と呼ばれるほどの対人交渉術で最高の出世を果たした秀吉。苦労人で腰が低く誰からも慕われた家康。三人三様の生き様から戦国の歴史を見つめ直す。
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