
職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)
中村淳彦
幻冬舎 / 2012-05
累計読者数3
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約4時間44分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 49%
この本について
仕事の選択について考えるとき、「人はなぜこの道に入るんだろう」とか「本人の意思と社会の構造、どっちが強いんだろう」といったモヤモヤが出てくることがあります。努力すれば何とかなる、という単純な話では片付かない現実を前にすると、答えのない感情だけが残ることが多いんですよね。 『職業としてのAV女優』は、そういう“割り切れなさ”に向き合うときの視界を少し広げてくれる本でした。読者が保存した抜粋を見ても分かるように、この本が描いているのは刺激的な世界ではなく、経済状況や承認欲求、居場所の喪失といった、ごく生活レベルの事情が積み重なって形成される職業選択のリアルです。例えば「嫌だけど勉強になる」「分からないけど続けてしまう」といった曖昧さや、経験を積むほど価値が下がるという構造的な残酷さ、そして本人の“弱さ”ではなく背景環境がメンタルを揺らしてしまう現実。どれも単純化できないからこそ、読み手の心に残ります。 読んでいて感じたのは、「人は外から見える理由だけで動いているわけじゃない」という当たり前の事実でした。社会の変化がどう個人の価値観を形づくるか、その影響がどんな選択を後押しするか。この本は、そこをゆっくり見せてくれます。表面的な善悪よりも、積み重なった事情の方に興味がある人に刺さると思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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出版社による紹介
業界の低迷で、100万円も珍しくなかった最盛期の日当は、現在は3万円以下というケースもあるAV女優の仕事。それでも自ら志願する女性は増える一方だ。かつては、「早く足を洗いたい」女性が大半だったが、現在は「長く続けたい」とみな願っている。収入よりも、誰かに必要とされ、褒められることが生きがいになっているからだ。カラダを売る仕事は、なぜ普通の女性が選択する普通の仕事になったのか?長年、女優へのインタビューを続ける著者が収入、労働環境、意識の変化をレポート。求人誌に載らない職業案内。
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