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大地の子(一)

大地の子(一)

山崎 豊子

累計読者数4
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約8時間5分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 68%

この本について

仕事でも人生でも、自分の力ではどうにもならない大きな流れに巻き込まれているような感覚ってありますよね。自分の意思や努力とは関係ないところで環境が揺れ動き、そこでどう振る舞えばいいのか分からなくなる。読者の方が保存していた抜粋を見ていると、その圧倒的な「流されざるを得なさ」と、それでも人がなんとか自分を保とうとする姿に響いたんだろうなと思いました。 『大地の子(一)』は、歴史の渦中にいる人々を過度に英雄化しません。毛沢東への個人崇拝が強まる不穏さを遠くから察知する不安や、父親が息子に宛てた手紙の現実的な願い、家庭のために静かに行われた「孟母三遷」のような選択。そういう、巨大な出来事と日々の生活が同じ地平で描かれています。読んでいると、圧倒的な状況の中でも人が自分なりの筋をどうやって残していくかが、少しだけ見えてきます。 この本が効くのは、歴史を学ぶというより、「自分の選択が小さく見える時の視点の補正」に近い感覚です。人はもっと過酷な場面でも、迷いながら、それでも何かを選び続けてきたんだという実感が残る。そういう意味で、過去に起きた出来事を通して、いまの自分の立ち位置をそっと見直したい人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

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